オリモノ臭について
女性の陰部周りのにおいの原因は、主として雑菌が栄養を摂って繁殖する際に排出される老廃物ですが、その栄養源のひとつに、オリモノがあります。
さらにそのオリモノの働きのひとつに、雑菌の膣内への侵入や繁殖を抑えるという自浄作用があります。これにより、膣内もしくは膣から出て間もないオリモノが臭うケースは、少ないようです。
大抵はオリモノそのものが臭うというよりも、陰部周りに汚れがたまること等で、においが生まれます。
また、ストレスや疲労蓄積などによる女性ホルモンの乱れや、抗生物質の服用などを通してオリモノの自浄作用が低下すると、膣内に雑菌が繁殖し易くなり、その結果においが生じてしまうこともあります。
ただし、においに対してあまり神経過敏になってしまうと、逆効果になりかねないので注意が必要です。
においの元をしっかり落とそうと、刺激の強い石鹸やボディソープで洗浄することで、オリモノの自浄作用を妨げてしまう恐れがあります。
汚れが落ちにくく石鹸を使用したい時は、におい対策が施されていて且つ刺激の少ない、デリケートゾーン専用タイプのものがオススメです。
基本的には、ぬるま湯で優しくソフトに洗うようにすると良いでしょう。